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もんたれびやん

まだ決めていませんが、日記的なことか映画や本の感想とか、時折携帯で撮った写真などちょめちょめ。……?

以前、人に勧められて読んだこの本。
久々に読み返してみました~。
前は図書館で借りたけれど、今回は購入!
いやー、もうすごくすごくすごくすごくすごくすごくすごくすごーーーーーーーーーーーーっく良いんですよ!!(しつこい?笑)

主人公は岡っ引の茂七。
彼が町で起こる事件を追いかけ、そこで出会う人、人にある時は怒り、
ある時は悲しみ、そしてある時は認識を改められる、
そんな事を繰り返しながら事件は収められていくのです。

そして収められるまでのそのきっかけをくれるのは一軒の屋台。
稲荷寿司を売っている屋台なんだけれども、
何故か夜中遅くまで開いている謎の屋台。
そしてその主人もそこはかとなく威厳を漂わせているような、
人生の重みを思わせる、謎の主人なのです。
最初、茂七はこの屋台を怪しんでいたんだけれども、
そこで飯を食べ、その主人と語る会話の中に
事件を解くきっかけをポンともらえ……
段々と茂七の中でこの屋台とオヤジさんがかけがえのないものになるわけですよ。
かけがえのないっていうと、ちょっと違うんかな。
いや、かけがえのないんだけれども。

で、で、で! ここめちゃくちゃ重要!
食べ物がめちゃくちゃうまそうなんですYO~~~!!・゚・。 ・゚・(ノД`*)・゚・。・゚・
蕪汁や白魚のかまぼこ、柿のお菓子やすいとん。
あぁ~~、めちゃくちゃそそられる……。
いや、某作家さんみたいに食べる描写がおいしそうとかじゃないんですよ。
あくまでそんな食べ物が出てくるだけなんですが。
でも、この食べ物が出てくると、何だかほっとするんですよねぇ。

それから、何だろう。
今みたいにバッツンバッツン人を切ってしまうような冷たさがなくて、
いかにダメな人や酷い人にも温情や……
そこまでいかなくても情けをかける、その人柄って……
なんだかどんどん薄れているんじゃないかな、と思う今日この頃。
いや、私が言うなって感じではあるけれど、
日本の目に見えない貴重な文化だったろうになぁと思うもので。

この本の中で一番泣いてしまったのは「白魚の目」。
ある時、身寄りのない乞食同然の子どもたちが、
お寺の裏で5人も折り重なって死んでしまっている所から始まるんだけど…
小さな子ども達が手を取り合って、人に指差されるような汚い事しながら、
それでも寄り添って生きていた子達が踏みつけられてしまうことや、
その子ども達を慮った茂七やその周りの人たち、他の人たち、
なんだか全てが悲しくて、でも思いに溢れていて、
そんな様々な思いが自分の中に溢れるのです。
終わり方もなんだか切なくてやりきれなくて、でも温かい、
何度読み返しても泣いてしまうんだろうなという物語。
決して、決して、決して……!
電車の中で読んではいけません。
……ズ、ズ、って音が響いちゃったから……・゚・。 ・゚・(ノД`*)・゚・。・゚・


初ものがたり

初ものがたり

  • 作者: 宮部 みゆき
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1999/08
  • メディア: 文庫


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  • 一人遊びのお庭でござりまする(*^-^*)

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