さて、休憩後の行動はいよいよ
アンコールワット!!微かに頭痛は引きずるものの、子どもの姿も相変わらずだけど、
息をハッと吐き出して、心の中で踏ん張って遺跡に向かいます。
(踏ん張るっていうのもどうかな、と心の反面でちらりと思いつつ)

はー、見てください、
この遠さ! 長い参道~~(ノД`)この参道も昔からある左部分はがたがたと崩れそうで、
更に先に進むと補修工事をしています。

参道を渡りきると、おろろん、壁に見えた所にも、
立派な入口(写真・左)があり、その内部には緻密な彫刻が、
そして立派な像(写真・右)が粛々と祭られています。
そこを潜ると、
うわー、見えました!写真でも見たことがある
アンコールワットの姿!(写真・左)

だけど、すごい、これまた更に
遠いです~
Σ(゜□゜;)たどり着くまでに経堂(写真・右)や、広い池などがあるんですよ。
これは、3日間、遺跡を巡る度に思っていたのですが、
遺跡が残っているこの参道を、道を、通路を、
昔の人もまた、こうして歩いていたんだなぁ、と思ったり、
彫刻のある壁をどんな思いで眺め、通り過ぎたんだろうとか、
参道を歩く途中、ふと足を止めて靴を弄ったり、服を直したり、
そんなことを昔から繰り返していたと思うと、
もう……何だか不思議な気持ちで胸がいっぱいになります。
寺院の中に入ると、すごい入り組んでいます。
バイヨンの比にならないくらい迷子になりそう(T▽T)だって、ここでも第一回廊・壁の彫刻が
すごい~~!
方角によって色々な物語の流れが刻まれているんですよ。
しかもその回廊の長さが、また
長い長い。
だけど、それらをじっと眺めてもいられないのです。
何故なら、まだまだ奥が、先が待っているのです。
ひぃはぁ言いながら第二回廊の女神の姿に目を奪われ、
第三回廊を潜ると、そこに
聳え立つ中央祠堂の姿。
……ぎゃーーー、また階段です。しかもめちゃくちゃ急!旦那さんは早くもリタイア宣言。
でも行くよー、もう日も大分傾いているから、
さくさくと!……で、あの、ごめんなさい。
あまりに急な階段で、それを登った達成感に浸ったはいいけれど、
えーと。浸りすぎて、
写真撮るの忘れてました(´Д`)~3いや、もう遺跡に目を奪われるのと体力使うのと、
初日へばへばのバランス取っていると、
カメラなんかどうでも良くなっちゃうってなもんです。
後から考えると、
良いわけあるかってなもんですが(ノДT)江戸時代初期の武士が書いたとされる落書きなど見つつ、
アンコールワットを去ると、いや、まだあるんですよ。
最後のスポット……小高い丘からの夕景だそうです。
プノンバケンにたどり着いてもう
びっくりよ。
誰がこれを小高いと言ったよってなもんで。
いやあの、確かに高くは無いんですよ、それほど。
でも、あの……明らかに
岩登りみたいなところで。
体力がそろそろエンプチー、
胸の赤ランプが光っていて、
やっぱり写真どころじゃないという……(ノД`)
麓から頂上まで、有料だけど象に乗る事も出来るそうです。
でも、その時はもう日が沈むまであとわずか、
象に乗っていたら間に合いませんよー、とパリスさん。
旦那さんは早くもリタイア宣言ですよ。
でもうちらは行きますよ、ねぇ?(`・ω・´)=3
足場の悪い道を
ひぃこらはぁこらへぇこらと登って、
頂上から寺院を更に登ってみると……

えーと、
明らかに曇ってるYO! 夕景ぐっBYE!(゜∀゜)いや、分かっていたんだけどね。一応記念だから。
日の沈んだ風景眺めつつ、頂上でへばーと休んでいる事しばし。
まだ明るいなぁ…と思っていると、パリスさんが手招き。
もう降りる時間との事。
まだ明るいのになぁと思っていたら、降りながら知った衝撃の事実。
「あと10分したら、もう真っ暗ですね」 ……(゜∀゜;)マジ?まだ結構明るいのにな~と思ってたんですが、
マジでした。途中からかなり暗くなって、麓着いた時には
真っ暗。
降りながら聞いてみたんですよ、パリスさんに。
こんな恐い下り道で、真っ暗になって下る人もいるのかと。
いや、あんまり暗くなるのがあっという間だったから、
目測誤る人いそうだなぁと思って。
答えに困っていましたが、やっぱりいるそうですよ。
でも灯りもないところだから、とても危険だと。そりゃそうだよなぁ。
麓に着いて、旦那さんと合流するとぽつぽつと雨が。
急ぎ足で車に入ると、途端、土砂降りの雨と雷。
うっわ、超ラッキーじゃん、暗い山道のしかも雨。
でも……うちらが下りる頃、頂上にはまだ人たくさんいたよ。
……絶対いるよな、この中で降りる人……
ガンバレ(TωT)ノその日の晩ご飯はクメール料理を食べながら、民族ダンスを鑑賞。

バイキング形式なので、好きなものを取るんですが、
色々美味しそうなものがあって迷いましたよー。
ダンスはとても綺麗だったけれど、タイのダンスと似てるなぁ。
手の動きがしゃなりしゃなりとしていて、
とても美しいですよ(・∀・)♪ふと知人を見ると、知人まで
手をしゃなりと真似て一緒に踊ってる!(フォークは下ろそうよ)
……こっち見てるのも面白いなぁ……(・ω・)ホテルに戻ると、早々に部屋にこもって眠る準備。
前述の通り豪華なんですよ。
パジャマ・バスローブは用意されているわ、
シャワールームとバスタブは別だわ、
テレビは世界各国のテレビが80chくらいあるわで……。
テレビも見たいけれど、とにかく眠いとバスタブにお湯を貯めると…
……あ、お湯が黄色い。
タイも生水はNGだけど、こっちはそれよりも浄水されてないんかな。
……また現地の人々の顔が思い浮かびます。
それでも彼らはお風呂とかも入れないんだろうな。
…困った、どうしようかな、この罪悪感。収まりがなかなかつきません。
贅沢な状況だからこそ、何かにつけ胸にツキツキ来ます。
でもとりあえず置いておいて、アメニティの泡風呂で、
黄色いお湯はナイナイにして、ざぶんと浸かります。
水への抵抗感はあまりなし。
市中のトイレもなかなか衛生面厳しい所が多々ありましたが、
日本だって観光スポットや公園のトイレは汚いしなぁ。
日本の日常の環境はすごい恵まれているなぁとか、
でも潔癖症になりすぎる環境かもなぁとか、
色々考えながらバスタイム終了~、もう眠さ限界(´Д`)~3
うにゃにゃうにゃにゃとなにやら考えつつも、一日目終了。
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